オゾン燻蒸(オゾンくんじょう)とはオゾン発生器を使用しオゾン(O₃)を発生させたガスを対象物や空間に充満させて、微生物や臭いの原因物質を殺菌・消毒・脱臭する方法です。
特に、空気や表面に付着した微生物の除去に効果的とされています。
オゾンの性質と殺菌作用
除臭作用
臭いの原因となる揮発性有機化合物(VOC)や硫化水素、アンモニアなどの物質と反応し、無臭に近づけることが可能です。
化学的性質
オゾンは三原子の酸素(O₃)で自然界では森林などの空気中に微量含まれています。
殺菌・消毒作用
オゾンは強力な酸化作用を持ち微生物の細胞壁や酵素を破壊します。
これにより細菌、ウイルス、カビ菌などを死滅させることができます。
オゾン燻蒸の施工について
オゾン発生器を設置し、対象空間や物品に向けてオゾンを発生させます。
目的や対象物に応じて、一定時間(30分~、臭いや状況による)にわたり、オゾンを空間や表面に行き渡らせる。
オゾンは微生物や臭いの原因物質に反応し、殺菌・脱臭を行う。
作用後、換気することでオゾンは自然に分解されて酸素(O₂)に戻るため、特別な処理なしに空気中の濃度は低下します。
オゾン燻蒸の用途とメリット
化学薬品を使わないため安全性が高い
臭いの除去に優れる
様々な場所に適用できる
注意点と安全対策
専用のオゾン発生器を使用し作業後には充分な換気を行ってオゾン濃度を下げることに安全に入室できる
臭いにお困りの方は是非ご相談下さい!!